プログラム構成(流れ)のご紹介(3)2023年12月03日 22:48

9. 群読/音「八門と八根」
2で語った八門(顔の八つのパーツ)は、内臓や身体の部分(四肢など)にとっての「根」であると言います。掛け合いのような群読に、さまざまな音色の音が呼応します。身体表現も絡みます。

10. 群読「眼と耳」→ 歌「眼は木気、耳は水気」→ 群読「耳と眼」→ 歌「耳は水気、眼は木気」
眼と耳の関係には深いものがあります(昌益的に言うと、互性の関係にあります)。そしてその理由を、眼球のなかは水が満ちていて、水の気による器官は耳だから、眼(視ること)の本質には耳(聴くこと)が伏在しているのだ、などと語ります(昌益は医者でした)。
そんなことを、会話劇風に、まず眼の側から語り、そして昌益の書いた言葉を歌います(「眼は木気、耳は水気」)。また今度は、耳の側から会話劇風に語り、そして(ちょっと義太夫風味で)歌います(「耳は水気、眼は木気」)。

11. インストラクションによる即興「互性パフォーマンス」
相対すると見える二物は、実際には別ではなく、むしろ互いの本質に入り込んでいるということを、昌益は「互性」と言っています。出演者全員が、さまざまなペアを作りながら、会場全体を使って同時多発的なパフォーマンスを行います。

12. 器楽四重奏「四行転回の楽」
四行の絶え間ない運動のひとつの現れとして、ピアノを中心にした音楽です。

(画像は「四行転回の楽」の一部)

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