安藤昌益とは誰か?(1) ― 2023年11月02日 02:50
でもコンサート内容の紹介の前に、まずこのコンサートのタイトル「自然真営楽」のゆえんから話したほうが良いかもしれません。
「自然真営楽」は、「自然真営道」という本からの触発で名付けました。
「自然真営道」とは、江戸時代・中期の安藤昌益という思想家の著作(1700年代半ば)です。
では安藤昌益とは?
生業は医者でした。生まれは東北、今の秋田県大館市。
若い頃に京都や江戸に出ていたこともあるのかもしれないですが、
郷里や青森県八戸で町医者として生き、しかし著作を通じて門人が各地にいたようです。
ウィキペディアの安藤昌益
現在八戸にある安藤昌益資料館
当時の飢饉なども背景にあったのか、
農民の立場からかんがえを深め、
社会構造の悪弊をきびしく問い糾弾していたようです。
のみならず、当代の思想・宗教のあらゆるものを批判して、
すべてを自分の言葉で語り直す思想を展開しています。
★
著作「自然真営道」には、そんな苛烈な批判の文言も多いです。
とは言え、今回のコンサートで河合拓始が触発され面白いと思い、コンサートに発展させようとしたのは、また少し違った面です。
その話を続けてみます。
(画像は稿本「自然真営道」大序・冒頭部分。ウェブサイト「東京大学学術資産等アーカイブポータル」より)
「自然真営楽」は、「自然真営道」という本からの触発で名付けました。
「自然真営道」とは、江戸時代・中期の安藤昌益という思想家の著作(1700年代半ば)です。
では安藤昌益とは?
生業は医者でした。生まれは東北、今の秋田県大館市。
若い頃に京都や江戸に出ていたこともあるのかもしれないですが、
郷里や青森県八戸で町医者として生き、しかし著作を通じて門人が各地にいたようです。
ウィキペディアの安藤昌益
現在八戸にある安藤昌益資料館
当時の飢饉なども背景にあったのか、
農民の立場からかんがえを深め、
社会構造の悪弊をきびしく問い糾弾していたようです。
のみならず、当代の思想・宗教のあらゆるものを批判して、
すべてを自分の言葉で語り直す思想を展開しています。
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著作「自然真営道」には、そんな苛烈な批判の文言も多いです。
とは言え、今回のコンサートで河合拓始が触発され面白いと思い、コンサートに発展させようとしたのは、また少し違った面です。
その話を続けてみます。
(画像は稿本「自然真営道」大序・冒頭部分。ウェブサイト「東京大学学術資産等アーカイブポータル」より)
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