1/23九大イベント「見える音楽?」のダイジェスト動画が公開されています2025年04月04日 23:28

1/23九大イベント「見える音楽?」のダイジェスト動画が公開されています。
コンサート「四行妙道の楽・一具」で初演した「登取」「火水の儀」も演奏しました。



詳細は、当ブログの別投稿
九州大学イベントで「火水の儀」「登取」を演奏しました
をご覧ください。

「自然真営楽 ミニミニバージョン」のお知らせ2025年03月21日 23:31

三週間後、4月12日(土)午後3時から「自然真営楽 ミニミニバージョン」コンサートをします!
会場は福岡県立美術館1Fの「県立美術館喫茶室」。
2023年12月のコンサート「自然真営楽」からのソングを中心にしたミニライブです。
なんと入場無料!予約も不要です。

★2025年4月12日(土) 15:00開演
<自然真営楽 ミニミニバージョン>(須崎のすずめ音楽堂vol.30)

出演:
河合拓始(ピアノ)、上野ゆみこ(歌、打楽器)、長津結一郎(鍵盤ハーモニカ、歌)、内田遼(トロンボーン、歌)、栫大也(オーボエ、歌)、川内依子(歌)、松﨑早織(歌)、松﨑壱慧(歌)

曲目(全作曲:河合拓始):
自然真営楽の挿入ソングより・・・「エストレラス、エスメラルダ」「すいずいさー」「丸く沈む」「よもぎだんご」
自然真営楽から安藤昌益のことばを歌う・・・「目は木気、耳は水気」「炉内-面部-直耕」
ラップ入り器楽曲・・・「猫何」
四行妙道の楽・一具より器楽曲・・・「登取」
そしてお馴染み・・・「箱崎あしか唄」も

会場:県立美術館喫茶室(福岡市中央区天神5-2-1 福岡県立美術館1階 090-9489-7444)
入場無料 (このミニライブは、「須崎のすずめ音楽堂」ライブシリーズの一環です。「須崎のすずめ音楽堂」は皆様からの募金のみで運営しています)


「演奏年鑑2025」で「四行妙道の楽・一具」コンサートが取り上げられています2025年03月21日 23:13

(公財)日本演奏連盟が発行する資料書籍「演奏年鑑2025」(2025.3.1刊)の、"各地の音楽活動-九州"のなかで、昨年の「四行妙道の楽・一具」、一昨年の「自然真営楽」をはじめとする河合のこの数年のコンサート表現が取り上げられています。高坂葉月さんが、限られた字数のなかでスペースを割いて評して下さっています。ありがとうございます!

「最後に、クラシック音楽の従来の枠からは逸脱しつつ、研ぎ澄まされた表現を模索する試みも紹介したい。
作曲家の河合拓始は、この4年間、毎年12月にアクロス福岡円形ホールで独創的な取組を披露している。
昨年は江戸時代の思想家、安藤昌益の著作「自然真営道」(1753年)への共感を、「自然真営楽」と名付けた総合的なパフォーマンスとして具現化した。今年はそのスピンオフの位置付け。昨年演奏した「四行妙道の楽」という器楽五重奏の編成で、十数曲の作品を新たに制作。糸島での生活で出会う土着的なリズムや言葉のイントネーションが、西洋音楽の礎の上に洗練された形で重ねられた面白い聴体験だった。」

(この書籍は版元のウェブサイトから、pdfとしても読めます

「音楽の友」誌3月号に「四行妙道の楽・一具」公演評が載っています2025年02月28日 23:03

コンサート「四行妙道の楽・一具」の公演評が「音楽の友」誌3月号に掲載されています。
評者は高坂葉月さんで、「...どの曲にも河合の研ぎ澄まされたリズム感と言語感覚が感じられる。土着的なリズムやイントネーションが、西洋音楽の礎のうえに洗練されたかたちで重ねられ、ときに点描的に、ときに密度の濃いハーモニーとなって放たれる...」等と、評してくださっています😊



河合拓始・詩集「何か、十一篇」を出版しました2025年02月27日 13:08

コンサート本筋の話題からは逸れますが、昨年末の「四行妙道の楽・一具」で演奏したラップ曲「風気」との関連もあるので、お知らせ投稿してみます。

「風気」で、5人で演奏しながら口々にラップ(抑揚リズム語り)した言葉は、河合の詩作品「何か#98」から一部を採ったものでした。

実は、河合には「何か」と総称している詩作品シリーズがあります。十一篇づつまとめて「何か、十一篇」と題した簡単な冊子を、2012年来折々発行していました。第一集から第八集まで発行して、その後も現在に至るまで書き続けています。
それらを書籍にまとめて、昨年12月10日付で福岡の出版社・書肆侃侃房さんから上梓しました。


第一集から第七集までの77篇と、他に長編詩「赤い川の流れるほとりで 自転車行商のおじいさんから 真っ青な羊羹をもらう話」などを収めています。
TAKUJI KAWAI WEBの「ことば」のページにも、ご案内と、一部の作品を掲載しています。

全国の大小書店さんで注文すれば入手できますし、ネット上では版元の書肆侃侃房オンラインストアや、amazon楽天ブックス丸善ジュンク堂ネットストアなどから購入できます。
TAKUJI KAWAI WEBトップページの連絡先(contact)などから直接河合に申し込んでくださっても送料無料でお届けします。

触れてみていただけたら、嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

九州大学イベントで「火水の儀」「登取」を演奏しました2025年02月20日 23:56

1月23日に九州大学・大橋キャンパスで<見える音楽?>というコンサート・イベントがありました。



これは、聴覚に障害のある方々に音楽を届けるにはどうしたらよいか?というテーマ(「情報保証」)で、大学院の学生さんたちが、障害ある当事者の方々の意見を聞きながらトライした成果を、広く一般に公開するものでした。
そのなかで、昨年末の「四行妙道の楽・一具」で初演した5人アンサンブル曲から二曲、「火水の儀」「登取」を演奏しました。
「登取」のほうは、楽器のすぐ近くに来てピアノの下にもぐったり、楽器にさわったり。また大きくふくらませたゴム風船を手に持って、音の振動を触覚で感じる、という方法でした。
「火水の儀」のほうは、各演奏者それぞれに学生さんがひとりづつ付いて、演奏のリズムを色のついた光の点滅で表すとともに、別の二名の学生が赤と青のライトセーバーを持って火と水のせめぎ合いを演武のように表現していました。

1月30日にNHK福岡の「ロクいち!」というテレビ番組でこの取組が紹介されましたし、1月28日の読売新聞(福岡版)夕刊にも大きめの取材記事が出ました。ほぼ同じ内容は、読売新聞オンライン(無料)でも読めます。

なお、このイベントでは、他に河合の「あじミずモ」という身体と声で文字を表現する"曲"、ピアノソロで内部奏法も駆使する一柳慧「ピアノ音楽・第二」(この曲では、波形などで音と演奏の様子をビジュアル化)も演奏しました。

ネット上のご感想より2024年12月30日 14:31

ミュージシャンの中村勇治さんのブログに、コンサートご感想がありました:

20241210観覧記:「四行妙道の楽・一具」

当日のアンケートより2024年12月26日 00:05

・各楽器の掛け合いが面白かった。楽器でコミュニケーションとってるみたいで、印象的でした。

・圧巻!どの曲も面白かったです。
実験と挑戦。中心のない中心。どこも中心。「風気」は特に没入させられる感がありました。
演奏家泣かせのような曲群を言葉を話すように操られ、皆さん素晴らしかったです。

・前半は情景が浮かぶ曲が多く、後半は曲自体を楽しめるものが多くて、あっという間に時間が経ちました。

・席を移動して、雰囲気や聴こえ方が変わったのが面白かった。

・言葉(タイトル)の意味がしっかりわかるわけではないのに、情景が浮かぶのがとても不思議。豊かな時間でした。

・全曲面白かった。たき火しながら聴きたいねえ。

本番の舞台写真集(4)2024年12月25日 17:39









本番の舞台写真集(3)2024年12月25日 17:34