自然真営楽は総合芸術か?2024年02月05日 23:27

「自然真営楽」は、コンサートではあったのだが、いったいこれを何と呼ぶのが適切なのか、特に当てはまることばがない気もする。

ことばがあり、会話劇があり、朗読があり、歌があり。
器楽アンサンブルがあり、ダンスや身体表現があり。
それらが次々と交替し、また併存する。
出演するのも、子どもから大人まで、ノンプロからプロフェッショナルまで、でもそんな区分けに特に意味を感じているわけでもない。

オペラに似てはいないと思う。ミュージカルにも似てはいない。
歌舞伎とか日本の伝統的な舞台芸術は?何か一脈通じるところももしかしたらあるかもしれないけれど、似ているとは言えない。
「自然真営楽」は普段着的な舞台でもあるし。

音楽じたいも、五線記譜のもの、アドリブの入るポピュラー的アレンジのもの、はたまたインストラクションによる即興アンサンブルも少しあり。

総合芸術、という言い方があるけれど、
「自然真営楽」は、総合というよりは、分岐している。
共通の根から発しているものが、さまざまな現れ方をしている。
(音楽もことばもダンスも身体表現も炊飯も!)。
それが並存している。
そんな感じがします。