いったいどんなコンサートなのか(6) -群読チームの歌3- ― 2023年12月09日 22:31

しばらく間が空きましたが(というかもうコンサートは三日後です😃)、"群読チーム"の歌のご紹介の三回目です。
安藤昌益の原文を歌詞にした歌から、終盤に演奏される「炉内-面部-直耕」の一部です。
炉内(いろりの内)、面部(顔)には、活真(根本的エネルギー)の働きが見て取れるという主張の一節なのですが、練習リハーサルからの音源を少し:
「炉内-面部-直耕」(リハーサルより)
音源で歌っている歌詞はこんなです:
「・・・活真の直耕なり。
このゆえに転定(てんち)、
回・日・星・月の八運、八気、
通気・横気・逆気、自行の妙道、互性の気行、
穀・人・四類・草木生成する活真の直耕なり。
直耕をもって転定を尽くして人家に備わり、・・・」
★
もう一曲、「耳は水気、眼は木気」。以前の投稿でご紹介した、「眼は木気、耳は水気」という歌と対になっている曲です。
耳と眼の深い関係を、耳の側から語っていることばなのですが、こんな曲です:
「耳は水気、眼は木気」から(リハーサルより)
義太夫の節回しは聴かれたことがあるでしょうか? ちょっとそんな風味で(関西弁風味でもある)ウネウネと歌う曲になっています
歌詞は、「耳は水気、目は木気、互性なり。転定運回の水気、耳の水気に感合して、聞くことをつかさどるなり。運回の木気、目の木気に感合し、・・・」。
ことばは少々難しいですが、コンサートのなかでは、歌の内容を、現代のことばで語ったり、会話劇のようなやりとりで表したりする部分があったりもします。
安藤昌益の原文を歌詞にした歌から、終盤に演奏される「炉内-面部-直耕」の一部です。
炉内(いろりの内)、面部(顔)には、活真(根本的エネルギー)の働きが見て取れるという主張の一節なのですが、練習リハーサルからの音源を少し:
「炉内-面部-直耕」(リハーサルより)
音源で歌っている歌詞はこんなです:
「・・・活真の直耕なり。
このゆえに転定(てんち)、
回・日・星・月の八運、八気、
通気・横気・逆気、自行の妙道、互性の気行、
穀・人・四類・草木生成する活真の直耕なり。
直耕をもって転定を尽くして人家に備わり、・・・」
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もう一曲、「耳は水気、眼は木気」。以前の投稿でご紹介した、「眼は木気、耳は水気」という歌と対になっている曲です。
耳と眼の深い関係を、耳の側から語っていることばなのですが、こんな曲です:
「耳は水気、眼は木気」から(リハーサルより)
義太夫の節回しは聴かれたことがあるでしょうか? ちょっとそんな風味で(関西弁風味でもある)ウネウネと歌う曲になっています
歌詞は、「耳は水気、目は木気、互性なり。転定運回の水気、耳の水気に感合して、聞くことをつかさどるなり。運回の木気、目の木気に感合し、・・・」。
ことばは少々難しいですが、コンサートのなかでは、歌の内容を、現代のことばで語ったり、会話劇のようなやりとりで表したりする部分があったりもします。
いったいどんなコンサートなのか(7) -楽器アンサンブルの曲紹介2- ― 2023年12月09日 23:25
器楽曲のご紹介があまりできてませんでした。
「猫何」という曲、これは数年前に作った作品の今回は新編曲バージョンの披露になります。
妙な題ですが、もともと「猫はいつも何ものでもない」という題のラップ仕立ての曲だったんですが、それをピアノソロバージョンにしたときに、縮めて「猫何」というタイトルにしたのです(「何」という題のシリーズも別にあるので、それとも関連させて)。曲の途中の部分を、リハーサルから少しご紹介:
「猫何」(リハーサルより)
コンサートのなかでは、安藤昌益が猫の視点から人の世のことを語った部分の朗読があり、それに続いて演奏されます。そして、辻菜津子さんと新部健太郎さんがデュエットで踊るステージでもあります。
★
もう一曲、「四行転回の楽」。これは「四行」にちなんだ今回の新作器楽曲のひとつですが、ピアノがメインのところに、オーボエや鍵盤ハーモニカが控えめに重なってくる、不思議な雰囲気の曲です。
「四行転回の楽」(リハーサルより)
何かがグルグルと回っているような、題名との関連を、ほんのり感じていただけるのではないでしょうか?
「猫何」という曲、これは数年前に作った作品の今回は新編曲バージョンの披露になります。
妙な題ですが、もともと「猫はいつも何ものでもない」という題のラップ仕立ての曲だったんですが、それをピアノソロバージョンにしたときに、縮めて「猫何」というタイトルにしたのです(「何」という題のシリーズも別にあるので、それとも関連させて)。曲の途中の部分を、リハーサルから少しご紹介:
「猫何」(リハーサルより)
コンサートのなかでは、安藤昌益が猫の視点から人の世のことを語った部分の朗読があり、それに続いて演奏されます。そして、辻菜津子さんと新部健太郎さんがデュエットで踊るステージでもあります。
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もう一曲、「四行転回の楽」。これは「四行」にちなんだ今回の新作器楽曲のひとつですが、ピアノがメインのところに、オーボエや鍵盤ハーモニカが控えめに重なってくる、不思議な雰囲気の曲です。
「四行転回の楽」(リハーサルより)
何かがグルグルと回っているような、題名との関連を、ほんのり感じていただけるのではないでしょうか?
安藤昌益とは誰か?(4) ― 2023年12月09日 23:48
安藤昌益さんの、今回のコンサートに関わる部分(河合が興味深く感じてコンサートに発展させようと思った部分)については、演目解説などにまつわって色々小出しに書いてきたので、この辺にしておこうと思います。
最後に、どうして今回昌益を? なぜ昌益を取り上げるの?とよく訊かれるので、キッカケをお話しておきます。
安藤昌益について知ったのは、実は中学生のときです。
私立中学で、特に理科・社会の授業は、先生独自のカラーが出た型破りの?授業が多かったです。社会の、当時まだ二十代だった先生の授業で、秩父事件や自由民権運動やとともに、安藤昌益「自然真営道」について初めて聞きました。そんなに詳しく聞いたわけではないと思うのですが、でも何かが気になっていました。その後、ウン十年、、、。あるとき、自然真営道を紐解いたら、大変興味深く感じて、ついにこの企画に至ったという次第です。
種を蒔いてくださった山内英正先生に感謝しています。
最後に、どうして今回昌益を? なぜ昌益を取り上げるの?とよく訊かれるので、キッカケをお話しておきます。
安藤昌益について知ったのは、実は中学生のときです。
私立中学で、特に理科・社会の授業は、先生独自のカラーが出た型破りの?授業が多かったです。社会の、当時まだ二十代だった先生の授業で、秩父事件や自由民権運動やとともに、安藤昌益「自然真営道」について初めて聞きました。そんなに詳しく聞いたわけではないと思うのですが、でも何かが気になっていました。その後、ウン十年、、、。あるとき、自然真営道を紐解いたら、大変興味深く感じて、ついにこの企画に至ったという次第です。
種を蒔いてくださった山内英正先生に感謝しています。
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